ベレー帽の風景

少年の成長記、或いはその断絶記

また本の紹介です

「イヤホンを無くした云々のやつからずっと投稿してねえなこいつ」なんて身内には思われてそうですが、少しずつ精神状態を回復させて、やっとなにか書けそうかなという所まで落ち着きました

その間に私は何をしていたかというと、前に紹介した『君の膵臓をたべたい』の作者、住野よるさんの二作目である『また、同じ夢を見ていた』を読んでいました

言い忘れていたと思うのですが、住野さんは膵臓がデビュー作だったそうで、つまり今二作目を読了した私は順を追って読んでいることになります。三月には今までのとは出版社の違う、新潮社から新作が出版されるようで、そちらも楽しみですね

 

さて、『また、同じ夢を見ていた』の感想ですが・・・

私はこれを読んでとてもとても気づかされることが多かったです。膵臓のときもそうでしたが、こちらでもなにか大事なものに気づかされ、恥ずかしながら涙を流しました

この作品のテーマを挙げるとすれば、私は「幸福」とするでしょう。幸福論と言ってもいいかもしれません

この本の主人公は小学生なので、読んでいるうちに読み手である自分とはやはりどこか違うことに気づくでしょう。でも、どこか違うのだけれど、しかしこの主人公はかしこくって正しい・・・。だから、主人公には感情移入してしまうし、私は(あくまで小説の中の、ではあるけれど)小学生でも立てるラインで立ち止まっていたことに、気づかされた。

幸せの話をするのって、どこか気恥ずかしいし、そうそう出来ないものだと思います。けれど、誰もがどこかで「自分は今、幸せなのか」と疑問に思っているのではないでしょうか

それに答えられる人もいれば、答えられない人、中には答えたくない人もいるかもしれません

幸せとはなんなのか。その答えは人それぞれだと思いますが、あなたにとってこの一冊は必ずその答えを見つけ出すヒントになると、私は思います。是非、読んでみてはいかがでしょうか

 

住野さんの三作目である『よるのばけもの』も、新作が出る前に読んでおきたいなと思っています

 

最後に、次回以降の更新について。

知名度もないブログで読んだ本の紹介ばかりしてもアレなので、もっと利己的に次回こそは自分の一番好きな作品の話を・・・と考えています

ただ、この作品のこととなると自分の持てる全ての語彙力表現力を使って紹介せねばならないので、ぶっちゃけ書くまでに相当の心構えが必要だったりします

更新が滞っていたのも、実を言えばそれについての話をしたいと思いつつ、なかなか知恵と力が働かなかったからなのです

けれどまあ次回こそは書けるようにしたいと思いますので、楽しみにしてくれれば嬉しいです